6月 3, 2016

企業ロゴを制作して良かったと感じたこと(by 会社経営者)

ロゴデザインを作って良かった事
当社は今までロゴデザインがありませんでした。

そもそも作ろうと思ったことはなかったですし、必要性すら特に感じていなかったというのが正しいでしょう。それがある時に従業員から会社を象徴するデザインでも考えてみたらどうかという意見が出たのです。それは半ば冗談交じりの意見でもありましたが、しかしながら考えてみると大手企業はみんなロゴがありますし、あっても邪魔になるものでもありませんから次第に本当にデザインを考えてみるのも良いのではないかということになったのです。

ロゴデザインを制作をする上でいくつかのアイデアが従業員から出され、それをプロのデザイナーに形にしていただきました。最終的に社内投票で決定されたのですが、デザインが決定されただけですが不思議ですよね、新たに会社がリニューアルでもされたかのような気持ちになりましたし、会社の存在が社会に確立されたかのような気持ちにすらなりました。社内のモチベーションも心なしか上がったような感触もあり、デザインひとつで気持ちが変化するというのは意外でした。ですが自社の存在を証明するようなアイコンでもありますから個人的にも嬉しい気持ちがありました。

ただ、ロゴデザインができたからといって何が変化するわけでもないと考えている部分もあったのです。ところが世間からの印象というのは意外に良いもので驚きました。取引先からも評判が良いですし、オリジナリティがある企業のようにも感じてもらえているようでした。実際ロゴを掲げるようになってからは競合他社よりも当社を選んで取引をして下さる企業も増え、驚きの反響があって感激の気持ちと同時に人間心理というのは分からないものだなとしみじみ感じましたね。

会社のことを覚えてくれる方が増えたことも実感しています。

実は当社の名前は覚え難い部分もあり、分かり易いように社名を変えてしまった方が良いのではないかというアイデアが時折出ることがありました。しかしながら代々受け継いできた社名でもありましたし、今更変えてしまうと取引先を混乱させてしまったり、イメージを変えてしまう懸念があったのです。ですから結局社名はそのままでずっと営業をしてきたわけですが、そんな中で誕生したロゴの効果は大きかったです。社名は覚え難くてもデザインに関しては分かり易いものですからデザインで当社と気付いてもらえるようになりました。

製品に対する信頼性も高まっているのも感じていることのひとつです。

確かに私自身も大手企業のデザインを見ると、「あそこの会社の製品か」と感じることがありますが、不思議と製品に対する信頼性も大きく感じることがあります。それだけヴィジュアルでの印象付けというのは大切ということでしょうからロゴを採用したのは正解だったのでしょうね。ただ、会社の信頼性が損なわれてしまえばたちまちこのデザインが質の悪い会社としてのレッテルのようにもなってしまうわけですから今まで以上に気が引き締まる想いです。しかしながら良い意味でプレッシャーを掛けてくれるようにも感じますから今後も大切にしていきたいです。