ロゴのデザインは自分達の組織のイメージをしっかりとデザインに落とし込む事ができており、愛着が感じられるものに仕上げられている事が大切である事は間違いないのですが、デザインを完成させるにあたり法則やルールが存在するのも事実です。
ロゴの作成を学び手がけているプロから見ると法則やルールに則っているか則っていないかという様子は一目瞭然です。
多くの人々にとって優れていると感じられるデザインを目指す事がポイントになります。まず、カラープリントが一般的になった現代においてつい行ってしまいやすいのが、カラープリントをした場合のみを考えたロゴデザインを施してしまう様子です。確かに今日ではカラーでプリントされる事が圧倒的に多いのは事実ではあるものの、場合によってはモノクロで印刷される場合もあります。カラーで見た時には優れているデザインに見えたり、お馴染みのロゴであると感じられるのにも関わらず、モノクロプリントにした途端認識できなくなってしまう場合には良いロゴであるとは言えません。
そのように色に注意するというのはモノクロプリントが施されて場合のみに限らず、ユニバーサルデザインという視点からもポイントになります。生活している人々が皆同じように色を感じ取る事ができるわけではないため、全ての人々にとって明瞭に形状が認識できるロゴを作るのが大切です。同じく色については派手な色使いをすれば注目度が高められるとは考えるべきではなく、あまりにも色を施し過ぎてしまうと整理されていない印象を与えてしまい、全体的な輪郭がぼやけてしまいます。配色する時にはブランドカラーもしくはコーポレートカラーなどのブランドや企業に纏わる色をベースにしてデザインしていくと、整理されたシンプルな印象がキープできます。そして、ロゴは様々な媒体や場所で使用される事を念頭に置く事もポイントであり、媒体や場所により改変されないよう余白や変形などに十分に配慮しましょう。